11月13日金沢文庫芸術祭に出演します。
ここのところ、毎年参加させていただいます。
とても雰囲気のあるカトリック金沢ヨゼフ教会で
歌と古楽器による
ルネサンス・バロック音楽の午後シリーズです。
もう7回目になるようです。
ソプラノ津田さんがスコットランドの歌を歌うことになっているので
リュートは「The Rowallan Manuscript」から数曲演奏します。
時々、変わった和音が響き、リズムも独特です。
スコットランドのリュート音楽は初めて演奏会で弾きます。
ついでにもう一つの初めてが、4コースのルネサンスリュートです。
ウクレレと同じ調弦の楽器で明るい音がします。
ウクレレとまったく同じレパートリーも弾ける楽器用の独奏曲に、
完全なポリフォニーの曲があるのです。
4コースしかないのに対位法?
1552年に出版されたMorlayeのFantaisies
時々、声部がぶつかり不協和音が現れます。
しかもこの時代のソロ曲として長い曲です。
6分近くずっと、対位法をしている真面目な音楽なのです。
ウクレレの祖先のオリジナル独奏曲と言えるかもしれません。
あまり弾かれることのないルネサンスギターでの真面目な音楽を
楽しんでいただけたらと思います。
最初で最後かもしれません。