7月 292011
 

10/29に福岡の西南学院大学チャペルで演奏します。

リコーダー奏者の大坪由香さんからのお誘いです。
大坪さんは私がオランダに留学した時に卒業演奏の準備をされていました。ですから一緒に演奏するのは今回が初めてです。西南リコーダーフェスティバルの音楽監督をされて今回で6回目となるそうです。今回はチェンバロの古賀裕子さん、ガンバの田中孝子さんとのアンサンブルになります。楽譜がきてから決めますが、アーチリュートを弾くことになると思います。福岡方面の方ぜひ聴きにいらしてください。

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絵は田内栄さんの作品です。

7月 202011
 

ソサエティ会員の皆さま のるたるぢあ36号は届きましたでしょうか。

稽古とは?   佐藤豊彦

ピアノやヴァイオリンなど西洋の楽器を習う場合は「レッスン」を受ける、そして上達するために「練習」すると言います。茶道など日本の習い事ではこれらを「稽古」を付けてもらう、「稽古」すると言います。稽古とは、昔風に言うと「古(いにしえ)を稽(かんが)ふる」で、「稽」の元の意味は「神を迎えて神意にはかる」です。ですから、新しいことを学ぶのではなくて、優れた人たちによって昔から受け継がれてきたことを自分の中に再現してみることにあります。と同時に、「稽古照今」と言われるように「古(いにしえ)を稽(かんが)え、今に照らす」にも繋がっています。別の言い方をすれば「温故知新」つまり「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」です。「神意にはかった」上で、現在の状況に置ける新しいことを知る訳です。

リュートのような古楽器の場合は「練習」よりも「稽古」の方が正しいように思います。何故なら、実際に昔のリュート奏者が・・・・・
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・・・・・これらのことに関連して最重要であるのは「間(ま)」と「呼吸」であることは言うまでもありません。緊張を生むのは「鳴っている音」そのものではなくて、「音と音の間」にある「間」だからです。それを習うにも「稽古」が必要であることはもう皆さんにはお分かりのことと思います。「楽禅古流」の禅茶セミナーがリュート演奏に役立つというのもそれなのです。利休の次の言葉を思い浮かべながら、そして古い歴史を楽しみながらリュートの「稽古」に励んで下さい。必ず自分なりに楽しめる世界に到達できるはずです。

稽古とは一より習ひ(い)十を知り

 十よりかへる(かえる)もとのその一

7月 182011
 

9月25日に北越ケ谷にある楽の蔵でのコンサートが決まりました。今回で3回目。毎回、趣向を凝らしたシェフのお料理が楽しみです。
楽の蔵は古民家の蔵を移築した建物で2階がギャラリーになっています。まずはそこでリュートの演奏をし、終了後、1階でゆっくりお食事という流れです。コンサートを聴くだけの参加もできます。
お食事付きのチケットは18枚なので前回はすぐにいっぱいになってしまいました。
興味のある方はお早めにお申し込みいただけたらと思います。
これまで楽の蔵ではフランス、ドイツ、スペインの音楽を演奏したので今回はイギリスにしてみました。

“おやすみ、優しいニンフたち、星のように輝くお前たちの瞳を黄金の眠りに見入らせなさい、僕のリュートが柔らかい響きで、寝ずに見守っている間に、ララ、ララバイ、ララ、ララバイ・・・・・“

エリザベス王朝のリュートとリュートソングをお届けします。
心地よく、穏やかなひと時を楽しんでいただけたら嬉しいです。

詳細はこちらで

7月 172011
 

リュートはちょっと素敵な空間があれば演奏ができます。
これまで地元越谷を中心にギャラリーでのコンサートをたくさん開催してきました。
絵画や陶芸作品とのコラボというのはとても楽しいひと時です。
ギャラリーを通じて知り合いになった作家さんもたくさんいます。

リュートを弾いてみたという方は以前はギター経験者が多かったのでが、最近はリュートの絵を見てどんな音がするのかと興味を持ってという方も増えてきました。確かにルネサンスやバロックの絵画にはたくさんのリュートが描かれていますね。

リュートを描きたいと現代の作家さんもたくさんいらっしゃるようです。
実は私も何度かモデルになっています。(正しくは私のリュートがモデル)
ネットでは昔のリュートの絵はたくさん見ることができますが、
現代の作家さんが描いてくださったリュート(もくは私)の絵を
galleryにて紹介しています。
成田康さん、田内栄さん、杉山美紀子さん、才村昌子さんです。

7月 162011
 

10月15日に横浜みなとみみらい小ホールで行われるパーセルプロジェクトに参加します。
チラシと楽譜が届いたのでご紹介します。
演奏者用の割引チケットも少しありますので、こちらまで直接、お問合せください。
info@lutelute.com
これだけたくさんの出演者でパーセルを聴くことのできる機会は少ないと思います。
みなとみらいは響きも良いのでお薦めです。

パーセル・プロジェクト vol.2「今や輝かしき日は来たりぬ」
2011年10月15日(土)14:00開演
横浜みなとみらいホール 小ホール 

プログラム:
H.パーセル(1659-1695):
メアリー女王の誕生日のためのオード「目覚めよ、我がミューズ」Z.320 
メアリー女王の誕生日のためのオード「今や輝かしき日は来たりぬ」Z.332
聖セシリアの祝日のためのオード「来たれ、歓喜よ」Z.339

詳細はこちらへ

7月 102011
 

2010年8月12日、朝日新聞の夕刊にCDの評が掲載されいました。
知らなかったのですが、これが売れている「朝日新聞」全体 > ミュージック > クラシック > 室内楽・器楽曲に掲載となっていたのでWAONのレコードで調べてもらいました。

地味なCDですが色々紹介されると励みになります。素直にうれしいですね。

朝日新聞 2010年8月12日 夕刊~
be ライフスタイル for your Collection クラシック音楽
皇帝のビウェラ・市民のリュート 櫻田亨(WAON CD-130)
ルネサンス時代を代表するリュートと、ギターの祖先ともいえるビウェラの弾き比べ。それも同じ1530年代出版の曲集からというのが面白い。対照的な二つの楽器の違いが、櫻田の見事な手腕で実によくわかる。金澤正剛

他にも愛知芸術文化センターのブログでも紹介されたようです。

タイトルは対戦方式。不穏な雰囲気が醸し出されていますが、ご安心を。中身を聴いて頂ければ、二つの楽器のそれぞれの良さが引き出された、心地よいメロディーを感じて頂ける穏やかなCDとなっております。二人の作曲家が作曲したヴィエラとリュートの音色は、どちらも素朴でどこか哀愁漂う美しい旋律を奏でています。市民のリュートは、そう言われる所以か、より温かみがあり、昼下がり、芝生でひと休みするイメージがたっぷりな楽曲を収録。(個人的な想像ですが…)一方、皇帝のヴィエラは、ひとつひとつの音がはじけるように、すっきりと聴こえてきます。はっきりとした物言い、そして時には優しさをも覗かせる、さすがは皇帝!と言わんばかりの音質です。どちらの楽器も、どちらの楽曲も心を落ち着かせてくれ、和みます。是非、お試し下さいませ。(ライブラリースタッフM.Y)

7月 072011
 

5月に収録したイザークの「インスブルックよさようなら」の放送日程が決まりました。

「インスブルックよさようなら(イザーク)」
①8月10日(水) 13:55~14:00 Eテレ
③8月23日(火) 13:55~14:00 Eテレ
④8月31日(水) 13:55~14:00 Eテレ

Eテレとは教育テレビのことです。
前月の末になると、番組ホームページに「取材こぼれ話」とともに詳細が載るそうです。
なお、放送日時は急遽変更されることが、しばしばありますのでご了承ください。とのことでした。

どんな映像が付くか楽しみです。
絵はデューラーの the Courtyard of Innsburuck castle です。

7月 062011
 

久しぶりに東京音大に行ってきました。
新校舎も完成して、中もきれいで充実していました。
前に来校した時は建築中でした。ずいぶん前ですね。

今回はリコーダーの大竹尚之先生の授業での演奏です。
ルネサンスリュートとバロックリュートを紹介しました。

「”吟遊詩人になりたい”というのが最近リュートを習いに来る人には多いですね。」
という話に興味を持ってもらいました。

ヴィゼの左手での装飾の話や、ルネサンスリュートのフィゲタの話などをしました。

絵はヴァイス当時のドレスデンの様子
「アウグス橋下流エルベ川 右岸からみたドレスデン」(1748) Bernord Bellotto(1720-1780)

プログラムです。

11コースバロックリュート

ケルナーのファンタジア 
ガロのトンボ
ヴィゼのアルマンドとクーラント
ヴァイスのファンタジア

ルネサンスリュート

グリーンスリーブス
イタリアーナとシチリアーナ
ダウランドの涙のパバーヌとジョンスミス氏のアルメイン

7月 012011
 

8月28日に越谷市の児童館コスモスのプラネタリュウムでコンサートをします。
今回はバロックリュートとルネサンスリュートを弾く予定です。
星空を投影した中でも演奏するつもりです。
楽譜や楽器が見えないので手元明かりを点けると星空が見づらくなるので工夫が必要です。
それでも星空と静かなリュートの音楽がとても合います。
シートもリクライニングになっていてとてもリラックスできます。(寝てしまう?)
伊藤けいこさんにギリシャ神話の朗読していただき、
その間にリュート曲を挟むことも考えています。

入場無料ですが事前申し込みが必要です。
興味のある方は7月31日(日)朝10:00に児童館コスモスにお電話を。

048-978-1515

11時と14時の2回公演ですが各回100席のみです。

詳細はこちら

プッサン画 琴を弾くオルフェウス